毎週、日曜の朝の報道番組、TBSの「サンデーモーニング」のスポーツコーナーに登場するご意見番、張本勲氏が、7月12日の放送でもやってくれました。
これまでにも度々、個人主観の暴言を口にしてきた、プロ野球界屈指の面倒なOBである張本勲氏。
最近では、キングカズこと三浦知良に対し「もうお辞めなさい」と口にし、J2については、「2軍だから意味が無い」といった、発言まで飛び出し、多くのサッカーファンの怒りを買いました。
かといって、プロ野球、中日ドラゴンズの山本昌投手には、お辞めなさいと言わないなど矛盾が多いところが、張本勲氏の暴言たるところかもしれません。
そんな中、今回の張本節のターゲット?になったのが、先だって女子ワールドカップで準優勝した、なでしこジャパンでした。
なでしこに苦言?「スポーツで2番は意味が無い」
サーーデーモーニングで、ワールドカップのなでしこジャパン対アメリカの一戦が紹介された際に、張本勲氏は、激闘を最後まで戦い抜いたなでしこジャパンを称えつつも、「スポーツでは2番には意味が無いんですよ」と暴言を吐きました。
その言いようは、もはや苦言ではなく暴言といって良いのではないでしょうか・・・。
確かに、勝負ごとは1番になることが大きな目標であり、2番でいいなんて言う人は早々いないでしょう。
スポーツに限らず1番は誰でも頭に浮かぶけど2番は思い出せないのは良くあることです。(山とか川とか)
しかし、2番に意味が無いと言い切ってしまうというのは、いささか言い過ぎではないでしょうか?
2番に意味がないといってる本人も、すべてにおいて1番であった訳ではないのですからね。
しかも、サンデーモーニングは生放送。
いい大人なんですから、「感情だけでトークをするのはお辞めなさい」といってあげたいですね・・・。
今回の放送での張本勲氏の発言で唯一?もっともらしいことと言えば、なでしこジャパンへ、もっと若手の起用をしてもらいたいと注文をつけたところくらいでしょうか。
以前には、「X GAME2015」に対し、「何が面白いのかね?」と、怪訝な顔で口にするなど、周りを唖然とさせてきた張本勲氏。
スポーツを語るのであれば、好き嫌いだけで発言してはなりませんし、その分別がつかないのであれば、野球のところだけ口を挟む様にしてほしいものです。
これでは、「喝!」は、あなたが出すものではなく、あなたに出すものになってしまいますので・・・。
こうして考えてみると、以前サンデーモーニングで張本勲氏と共に登場していた、大沢親分こと、故大沢啓二氏は、そのあたりのさじ加減というか、人情肌な物言いは張本勲氏の発言を中和していて良かったのですが、そのポジションに入れる人がいないことが残念ですね。