ACミランでのポジション獲得が不透明な上に背番号10剥奪の可能性も出るなか、本田圭祐自身は経営者として慌てる様子はないようです。
日本でも注目を集めた、本田圭祐のマネジメント会社「HONDA ESTILO」が、オーストリア3部所属のSVホルンの経営に乗り出した件。
今回、現地で会見を行った本田圭祐は、SVホルンでのチーム作りについて口にしました。
目標は5年で欧州チャンピオンズリーグ出場!
と、驚きの発言をしました・・・。
本田圭祐のビックマウスと言えば、昨年のワールドカップブラジル大会での優勝宣言がありますが、それに匹敵するレベルの発言です。
ただ、ワールドカップの時は優勝に近づくどことかグループリーグで1勝もできず敗退しています。
いつのころからか「ビックマウス」「俺流」ばかりがクローズアップされている本田圭祐ですが、果たして経営者としてのプランは口だけで終わらずに済むのでしょうか・・・。
本田圭祐の辞書に不可能はない?
SVホルンの目標を5年での欧州チャンピオンズリーグ出場に掲げた本田圭祐。
これが実現すれば、彼は経営者としてサッカー界で語り継がれる存在になることでしょう。
本田圭祐の持理念は、「何事にも不可能はない」というものがあります。
人口わずか6,458人という小さな街に存在するクラブが欧州の最高の舞台に登場する夢を実現するために、まずは、3部に属するSVホルンを1部昇格させるというのが最優先。
そこにまず何年を要するのかにもよりますが、本田圭祐は一体どのようなプランを持っているのか気になるところです。
SVホルンの所属選手の半分を日本人にする?
本田圭祐は、3年前から日本国内の小学生のためのサッカースクールを開校しており、約2,000人ものサッカーキッズが入校しています。
東京都大阪にはジュニアユースのチームも用意し、2016年には関東に新たなユースチームを立ち上げる計画があります。
将来的には、SVホルンの所属選手の半分程度を日本人が占める可能性についても言及した本田圭祐。
計り知れない野望は、どこまで広がっていくのでしょうか・・・
本田圭祐2足わらじでW杯ロシア大会を目指す?
これだけビジネス面に力を入れるとなると、本田圭祐の引退Xデーがきになるところですね。
当初は、日本代表を2014年のW杯ブラジル大会で引退するし、クラブでのプレーに集中すると見られていました。
しかし、本大会前にワールドカップで優勝出来るとビックマウスを飛ばした本田圭祐でしたが、チームはグループリーグで敗退。
決勝トーナメント進出すら叶いませんでした。
敗退直後は、さすがに意気消沈の本田圭祐でしたが、思わぬ体たらくに、次の2018年ロシアW杯も目指すと宣言しました。
現在29歳の本田圭祐は、ロシア大会の時には32歳を迎えます。
若い選手との競争も始まることになりますので、厳しい闘いであることに変わりはありませんが、その前にに気になるのは、代表ではなくクラブチームでの立ち位置です。
所属するACミランでは、これまでの安定したパフォーマンスが出せず、背番号10にふさわしいプレーは年間通じて出せていません。
チームも不振を極め、今夏は積極的に選手補強を行い、本田圭祐のポジションが日に日に怪しくなっています。
選手の顔とビジネスマンの顔と2足のわらじを履く事で、試合にすら出られない状態になっては、現役の日本代表としては本末転倒。
まずは、ACミランでの競争に勝つ事(残留ならば)
会社でも社長というのは常に社員の厳しい目にさらされています。
社長が不甲斐なければ、社員の指揮にも影響するのは言うまでもないこと・・・。
ビックマウスで己を鼓舞するのも良いかもしれませんが、見られる立場にある以上、プランニングもしっかり示して、選手としてビジネスマンとして口だけで終わらない本田圭祐であってほしいと願います。
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