あの本田圭祐がファンに哀願?日本代表をもう少し長い目で見てほしい・・・
歯に衣着せぬもの言いと、独特の言い回しなどで、いつも強気のイメージがある日本代表の本田圭祐選手が、代表チームについて、「もう少し長い目で見てほしい」と哀願とも受け取れるコメントを出しました・・・。
なんだか遠い昔のように感じる(苦笑)2014年夏のワールドカップブラジル大会で、本田圭祐を始め、長友選手等が本大会前にワールドカップ優勝宣言をし、予選リーグの組み合わせにも恵まれた日本代表への国内の期待は、日本のワールドカップの歴史上、最も高まったと言えます。
しかし、本大会が始まってみれば、決勝トーナメント進出はおろか、予選リーグで1勝も上げる事が出来ませんでした・・・汗
その時の日本国民の喪失感は、選手以上だったかもしれません。
さらに、ワールドカップ以降は、代表の中心選手である、本田圭祐選手や、香川真司選手が、所属チームでも停滞するなど、2014年は、日本サッカーにとっては苦難の年だったと言えます。
そこに追い打ちをかけるかのように、日本代表が2015年最初に挑む連覇がかかったアジア大会が控えるなか、代表を率いる、アギーレ監督がスペイン時代の八百長問題で告発されるといった問題も発生し、開幕間近のアジア大会への不安の声も多く聞かれます。
ただでさへ、Jリーグが盛り上がりに欠け、他のスポーツでは、羽生結弦(フィギュアスケート)や錦織圭(テニス)などがその強さで話題を集めている状況なだけに、2015年1月に開催されるアジア大会は、日本代表にとって正念場となる訳です。
そんな中、冒頭の本田圭祐選手の「日本代表をもう少し長い目で見てほしい」発言です。
これは、現在アジア大会に向けて元旦に代表合宿後に本田圭祐選手が語った言葉です。
本田選手の意図としては、ワールドカップ後の新しい日本代表を3〜4年のプロジェクトで見ていかないといけない、アジア杯は通過点にすぎず、若手や海外に今後移籍する選手やJリーグも含め、時間が必要との思いだと思われます。
しかし、その割には、当初そういう計画だと思われた、アギーレ監督が、突然、遠藤選手や紺野せんしゅといった、昨年のワールドカップ主力であるベテランを招集し始めました・・・汗
このあたりは、協会からのプレッシャーに自身の立場を守る為に、急場凌ぎで勝利が欲しいという気持ちの現れでしょうが、これでは、本田圭祐選手が言う、3〜4年後のレベルアップした日本代表は望めない気がしますね・・・。
今回の本田圭祐選手の哀願とも受け取れる発言は、日本サッカーのレベルに対する本当の意味での危機感の現れだとは思いますが、それを、選手だけでなく、監督や日本サッカー協会が本気になる事、そして、我々日本のサポーターや、メディアが、目の前に1勝に一喜一憂するのではなく、今後世界の強豪と互角に戦える日本サッカーを作り上げる為に、意識して日本代表の後押しをしなければならないと改めて感じた次第です。