今シーズン、移籍先のユベントスから古巣のレアルマドリードへ復帰したFWのアルバロ・モラタ。
ユベントスではゴール数そのものは突出ものではなかったものの、ここぞという場面でのゴールが印象的なストライカーとして輝きを放ちました。
特に、古巣レアルとのチャンピオンズリーグでの対戦のおいては、ホーム&アウエーの2試合ともに貴重なゴールを決め、レアルファンのため息が聞かれたものでした。
そんな、アルバロ・モラタが2016年の6月に、買い戻しオプションを行使したレアルマドリードへと復帰することに。
3シーズンぶりのレアルマドリードへの復帰に、「夢のようだ」と高まる思いを口にしていたモラタでしたが、ジダン体制のチームにおいて、その夢は打ち砕かれてしまったようで、来季の移籍希望を決断したようです。
クラブとジダンが出場機会を約束してた?監督続投なら移籍は避けられない情勢
アルバロ・モラタをユベントスへと放出したレアルマドリードは、移籍から3年間については「買い戻しオプション」をつけていため、その最終年にその権利を行使した格好となりました。
その際に、クラブとジダン監督は、モラタに対して試合への出場機会を約束していたのではないかとされています。
実際、ユベントスでは一定の試合出場機会がある中で、スター軍団のレアルマドリードに戻るということは、現在24歳のモラタにとっては、ベンチを温めるために戻っては全くの無意味であるという現実的な判断があってもおかしくはありません。
ユベントス移籍前は出場機会恵まれなかっただけに、同じ鉄は踏みたくないというのは容易い想像できます。
そのような事もあり、レアルとジダン監督は、出場を確約するような発言をすることでモラタに復帰を促した可能性は高いとみて良いでしょう。
しかし、いざ古巣へと復帰してみたところ、試合の終盤に投入される控えFWという立ち位置に。
確かに、スタメンのポジションは力で奪うものという考え方もありますが、わざわざ呼び戻された結果、控えが定位置では選手にとっては面白いはずがありません。
そもそもまともにチャンスすら貰えなかったとモラタ自身が考えていてもおかしくはないのですから。
そのジダン監督は、今シーズンはチームが公式戦40戦無敗記録を打ち立てるなどの結果を出している事から、来季の続投は決定的な状況と言えます。(ここのところケガ人続出で勝ちにも見放されているのは気がかりですが・・・)
そのような事もあり、モラタが代理人へ移籍先をピックアップするように依頼していても全く不思議ではありません。
クラブやジダン監督への不信感が増しているとの報道が現地でも出ているような状況でもあり、実際、前所属クラブであるユベントスを始め、イングランドの強豪クラブの複数が獲得に興味を示しているとの情報もあります。
何より、これからピークを迎えるスペインを代表するストライカーなので、「引く手あまた」なのは間違いなく、試合への出場機会を求めての移籍は十分にあり得るのではないかと思われます。