ブラジルのエース、ネイマールとの契約延長交渉中のバルセロナが、もうどちらでも良いと考えている可能性があるとスペインメディアが報じているようです。
ブラジル代表のドゥンガ監督退任などの影響もあり、まだ正式決定ではないものの、OA枠での地元開催となるリオ五輪への参加の可能性が高いネイマールは、すでに代理人でもある父親とブラジルに帰国中とのこと。
バルセロナは、ブラジルでネイマール親子と契約延長について、最終交渉の段階にあるとされています。
バルセロナがネイマールへ提示したのは、2020年までの契約と、日本円で約18億という高額な年俸だそうです。
この金額は、チームのエースであるメッシにつぐ額で、クラブ側としては、最大限の評価と言って良いでしょう。
しかし、この提示に対して、どうやら代理人である父親は納得がいっていないと見られています。
お金優先ならフランス行きもある?父と子の意見は一致しているのか?
ネイマールの代理人を努める父親は、バルセロナとの交渉を進めながら、他のクラブとの交渉も平行して行なっているとみられています。
父とは言え代理人なので、そういった駆け引きは当然と言えばそれまでです。
単に金銭面だけの話をすれば、最も高額の年俸を提示しているのは、フランスのビッククラブ、「パリ・サンジェルマン」です。
その提示額は、30億とも言われており、バルセロナの提示額を大きく上回ります。
バルセロナとしては、ネイマールは必要な選手とは言え、さすがにメッシを大きく超えるような年俸は提示することはできないでしょう。
(出典:http://pep1122.com/archives/1152)
代理人である父親の売り込み先は、バルサの永遠のライバルである、レアル・マドリードも含まれていると言われています。
しかし、さすがにいくら契約条件が良くても、バルサからレアルにいくリスクがそれ以上であることは、父親以上にネイマール自身が理解しているはずなので、可能性はほぼゼロに近いと言って良いでしょう。
サッカー選手の多くは、それほど長い現役生活を送れる訳ではないので、貰える時貰っておくというのは当たり前の話です。
しかし、自分がフィットする場所であるのか?
サッカーが楽しめる環境であるのか?
ネイマール的にはそのあたりが重要なはず。
いくら父親とは言えども、お金ですべてを決めるとは思えませんが、ネイマールはバルセロナから去ることになるのか?
この夏、リオ五輪とその去就に一段と注目が集まりそうです。