EURO2016もいよいよ決勝トーナメントへと進んでいきますが、トーナメントの組み合わせが続々と決まる中、思わぬ事態になってきています。
こういった大会ではよく「死のグループ」なるものが誕生し、強雨国同士が潰し合いになる、実に勿体ない事態が時折発生します。
今回のEUROでは、グループリーグではなく、決勝トーナメントでその様相を呈してきています。
今大会に史上初のEURO3連覇がかかるスペインは、グループリーグで連勝を飾り危なげなく決勝トーナメント進出を決めたものの、気が緩んだのかは定かではありませんが、3戦目のクロアチア戦でまさかの逆転負け。
その結果、スペインは決勝トーナメントの初戦で、イタリアと激突することになりました。
イタリアと言えば、前回大会でスペイン屈辱とも言える完敗を喫しているだけに、リベンジへの思いは強いはずなので、相当厳しい戦いが予想されます。
さらに、この試合で勝ち上がった国は、順当にいけば次はドイツとの準々決勝となる見込みです。
そして、ここで勝ち上がったチームが、開催国のフランスかイングランドと対戦する可能性が高いのです。
なんという巡り合わせなのか、決勝トーナメントの片方の山に優勝候補が集まるというまさかの事態になっています。
これこそ、「死の組」ならぬ「死の山」という状態です。
反対側の山に入った国には、ビックチャンスとも言えますが、考えようによっては、晩狂わせなどで、見たかった強豪国同士の試合が消滅するよりは、立て続けにビックマッチがある方が、EUROがより盛り上がるのかもしれませんね(苦笑)