またしてもFIFAが暴走の気配をみせています・・・。
12月3日、報道によると、FIFAが2026年のワールドカップから出場国を現行の32から8つ増やして40ヶ国で開催する方向で検討中だというのです。
汚職問題も冷めやらぬ中、またも金の臭いをプンプンさせるあたりは、組織としてもはや破綻していることを意味します。
現行の32ヶ国でも過酷な日程が叫ばれ、優勝候補が多数存在する欧州に至っては、各国のリーグ、そして欧州CLなどもあり、もはやワールドカップの時には満身創痍であることも珍しくなく、本大会前に疲労なども重なったことによる怪我も珍しくない、有力な選手がワールドカップで見られないなんてことは珍しくなことです。
そんな状況の中、8チームも増やすということは、グループリーグでの試合感覚での不平等さがさらに出る事になるでしょう。
改めて、FIFAや各国のサッカー協会の輩というのは、選手を消耗品としてしかみていないのだなと感じました・・・。
中東や中国からの圧力もあるのか?FIFAの接待でW杯の価値も地に落ちる?
報道されているように、本当に2026年のワールドカップから、8ヶ国も出場国が増えるとなると、さらに弱小国の参加が考えられるため、試合の質の低下は避けられないでしょう。
しかも、日程によっては、選手の疲労・消耗もさら激しさを増し、勝ち上がる程に試合がグダグダになるかもしれません。
でも、FIFAにとっても、各国のサッカー協会にとっても、試合数が増えることで、放映権料、会場収入なども増加するため、転がり込んでくるお金も増えることになるので、試合の質などたいした問題ではないのでしょう。
そこには、大金を落としてくれるであろう、中東や中国からの働きかけもあるのでしょうか?
汚職問題に揺れたFIFAは、すべての人間が総退陣するくらいでなければ、体質に変化は見込めないのかもしれませんね。
結局、いくら表向きは大義名分を叫んでも、様々な利権に群がる連中にとっては、ファンの視線より金に目がくらんで、外してはならない事が見えていないはずなので。
ただ、一部には、出場国が増加することで「死の組」が減るのではないかという期待もあるようです。
でも、結局は勝ち上がる国はある程度決まって来る訳です。
そのあたりは、クラブワールドカップでも証明されています・・・。
正直、欧州の選手にとっては、ワールドカップより欧州CLで優勝することの方が価値があると思っているケースは少なくないと思います。
何しろ、即席のチームでなく、年間通じて一緒にプレーしている仲間と戦っている訳ですから、そりゃ試合の質も高くなります(苦笑)
もちろん、ワールドカップはそれはそれで、出場すれば、選手達は勝つ為に全力を尽くすでしょう。
でも、「欧州CL」と「 W杯」
どちらか一つしか出場できないとなったら、欧州や南米の選手はどちらを選ぶのでしょう?
非常に興味深いです・・・汗
やっぱり、「量より質」だと思います。
ワールドカップって、そういう場であってほしい。
だから熱いのではないでしょうか?
4年に1度の大会で、「質より量」は勘弁してほしいものです・・・。