サッカーの日本代表サイドバックの長友佑都と元日本代表と言わざる得なくなってしまった、ゴールキーパーの川島永嗣の2人。
長友佑都は所属するインテルで、サイドバックとしては、両サイドで3番手という屈辱的な完全控え扱いとなっています。
一方の川島永嗣に至っては、控えどころか所属するクラブすらない状態のまま欧州各国のリーグ戦を眺めるしかないような状況に陥っています・・・。
日本代表を率いるハリルホジッチ監督は、欧州組であっても、試合に出ていなければ代表には呼ばない方針であることを口にしています。
現状は、欧州にいるとはいっても所属クラブのない川島永嗣は、ワールドカップのアジア予選を戦うチームに呼ばれないのも致し方ないところですね。
長友佑都に関しても、このまま試合に出る機会が与えられない状況が続く様であれば、これまでの実績はあるといっても、代表でも控えに回ることになっても不思議ではありません。
長友佑都に懸念されるのは移籍先より怪我
インテルで試合出場のチャンスに恵まれない長友佑都。
夏の移籍も暗礁に乗り上げた上に、ここ数年で気になるのが、怪我が多くなったことです。
長友佑都と言えば、小柄ながら自分より大きな欧州の選手にも当たり負けしないレベルの強靭な体が自慢です。
しかし、ここのところ足の故障が増えているのが気がかりです。
怪我と無縁の選手が、突然怪我に見舞われたとたん、今までにない体の変調が現れるケースは少なくありません。
かつて、日本最強と言ってもいいくらいのフィジカルを誇った、中田英寿でも、30代が近づくころに股関節を痛め、現役生活に早めに見切りをつけたの今も忘れません。
今月9月に29歳を迎えた長友佑都。
スタミナやスピードがフルに要求される攻撃的サイドバックというポジションである以上、足の怪我が頻繁に起きるようであれば、選手寿命に大きな影響があることは否めません。
もしこのままの状態で、冬の欧州移籍市場が開かれたとして、果たして長友佑都を獲得したいと思うクラブが、夏と比べてどれくらい出てくるのか?
全くの未知数です。
それでもきっと長友佑都は、欧州に拘るのかもしれません。
これまでに、インテルでチーム中心として活躍し、一時期とは言え、キャプテンも努めた男のプライドは分からないでもありません。
しかし、モヤモヤした状態が続くようであれば、Jリーグ復帰という選択肢もあってよいのではないかと思うのですが・・・。
川島永嗣はマジで引退の危機?長友以上のプライドが仇に
一方、長友佑都以上に深刻なのが、川島永嗣です。
浪人中の状態が続けば、32歳という年齢と、正ゴールキーパーという本人の条件が邪魔をして、欧州では獲得に難色を示すクラブが少なくないのは容易に想像出来ます。
欧州でプレーする日本人選手が増えたとが言え、重要な存在と評価されているの選手は僅かです。
特に、ゴールキーパーとなると、中々高い評価は望めないというのが実情でしょう・・・。
そうなると、今後も欧州での移籍先を待つというのは、選手としてはハイリスク極まりないように思います。
ただでさえ、自主トレ状態の川島永嗣。
試合勘やコンディション調整など、あまりに不安要素が大きく、このままではハリルホジッチ監督も招集を見送り続けるしかないでしょう。
そうなると、やはり長友佑都以上に、川島永嗣はJリーグ復帰も視野に入れるべきかと。
川島永嗣にとって、唯一の不幸中の幸いは、現在クラブに所属していないため、移籍交渉が可能だということ。
それは、彼自身が望む欧州クラブはもちろんですが、日本のJリーグでもOKということです。
もちろん、川島永嗣自身が「欧州でプレーできないならサッカーを辞める」という考えであるならばどうすることもできません。
しかし、どこでやるかということ以上に、サッカーをしたいのかどうかに重きを置けば、Jリーグ復帰は、プライドを捨ててでも選択肢に入れるべきではないのでしょうか・・・。