8月16日(日)に最終日を迎えた国内女子ゴルフLPGAツアーの第22戦「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」
初日から安定したゴルフを展開していた、テレサ・ルーが3位スタートから通算14アンダーで、渡邊彩香と猛追してきた酒井美紀に2打差をつけて優勝を飾り、今シーズン3勝目を上げました。
期待されたメジャーでの一戦、「全英リコー女子オープン」では、優勝を意識するあまり、終盤に自滅するような結果となってしまったテレサ・ルー。
今大会では、初日から好調を維持し、順位の動きに自分を焦るようなそぶりはありませんでした。
優勝を懸けた最終日を「緊張することなくプレーに集中できた」と試合後に口にしたテレサ・ルー。
実はこの日、テレサ・ルーは、スコアボードを全くと言って良程見なかったそうです。
最終日に初めてスコアボードに目をやったのは、何と最終18番ホールだったそうです・・・。
ライバル達もスコアを必死で伸ばしにくる最終日。
ライバルの動向を意識すれば、テレサ・ルー自身が最も気にしている「メンタルの弱さ」が顔を出しかねないと思い、優勝はしたいけど自分のプレーに集中するために、スコアボードを見ないことに決めていたそうです。
良い意味での割り切りが、優勝に繋がったようです。
テレサ・ルーの目標は賞金女王より別にある?
NEC軽井沢72ゴルフトーナメントで、優勝賞金、14,400,000円を手に入れたテレサ・ルー。
年間獲得賞金も、80,828,200円とし、首位のイ・ボミの、122,292,066円も視界に入ってきました。
イ・ボミとの賞金女王争いに、俄然注目が集まる中、テレサ・ルーは、必ずしも賞金女王を目指しているという訳ではないようです・・・。
彼女の目標は、平均ストロークを少しでも下げること。
大会終了後にそうも語っています。
そこには、国内女子ツアーで初の年間平均ストローク60台という数字があります。
獲得賞金よりも重要と言い切ったテレサ・ルー。
結果的に、イ・ボミとの賞金女王争いが面白くなるのは間違いないのでしょうけど・・・。
原江里菜は4位タイフィニッシュでホステスプロの面目保つ
NEC軽井沢72ゴルフトーナメントでは、ホステスプロとしても注目を集めた原江里菜。
2日目までは、自身も調子が上がらない事を気にする中でのゴルフでしたが、大会ホステスプロの意地もあったのでしょうか?
最終日に、パッティングが好調で、スコアを4通算11アンダーで4位タイにまで順位を上げ、ホステスプロとしての面目を保ちました。
原江里菜自身も、今までの中で一番リラックスしてプレーが出来たと振り返っており、この勢いで、今シーズン2勝目も期待したいところです。