LPGAツアー第22戦目となる「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」が、8月14日（金）から8月16日（日）のお盆期間に、長野県北佐久郡の軽井沢72ゴルフ北コースで開催されます。
前年の同大会で優勝を飾り、連覇を目指す韓国のイ・ボミの安定度は他の選手より抜きに出ていることもあり、優勝候補と言って差し支えないでしょう。
参加選手数、108名で争われる軽井沢決戦。
イ・ボミの対抗馬となるのは一体誰になるのでしょうか？
注目の「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」について、注目の選手を御紹介してみたいと思います。
ホステスプロの原江里菜は優勝争いに絡めるか？
強者、イ・ボミの牙城を崩す期待が最もかけられるとすれば、やはり今大会のホステスプロである原江里菜ではないでしょうか？
前々回の「大東建託 いい部屋ネットレディス」で、イ・ボミを1打差でかわし、およそ７年ぶりとなる優勝を飾って勢いに乗りたかった原江里菜でしたが、前回の「meijiカップ」では、38位タイと大きく崩れました。
それでもコンディションも安定しており、何より久しぶりの優勝で、長い低迷から気分的にも抜け出せたのは大きかったはずです。
ホステスプロとして参加する「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」では、高い集中力を持って挑める事でしょう。
優勝争いに食い込めるか？調子上向きの菊地絵理香
軽井沢では、個人的には菊地絵理香にも注目をしています。
原江里菜の1歳年下になる菊地絵理香（27歳）ですが、直近の4大会では、5位、2位、20位、6位という成績を収めています。
今シーズンは、「KKTバンテリンレディス」で、プロ入り後初となるツアー優勝を飾りました。
そして、昨年までと比べ、予選落ちは、ここまでに1度だけと、これまでよりゴルフに乱れが少なくなっています。
年齢も近く、優勝に中々手が届かなかった原江里菜と似通った境遇のようにも見えますが、シーズン通しての状態としては、シーズン2度目の優勝が十分に狙えるコンディションにあるように見えます。
今シーズンは、以前のようなムラもなく、ネガティブ発言も見られず、勝ちたい気持ちが言動に出ている菊地絵理香。
シーズンの目標を、「複数回優勝」と掲げているだけに、軽井沢でも、イ・ボミのライバルとして要チェックではないでしょうか。
今シーズン大崩れほぼなしの上田桃子シーズン初優勝なるか？
昨シーズンは6度の予選落ちながらも、優勝2回という成績を残している上田桃子。（2014年獲得賞金：74,315,585円）
しかし、今シーズンは、ここまで国内ツアー優勝がまだ1度もないながらも、予選落ちはここまで1回で、獲得賞金は、55,062,666円と、その賞金額からもシーズン通して大きく崩れていない様子が伺えます。
先週の「meijiカップ」には出場していませんが、「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」でも、その安定したゴルフで、イ・ボミの脅威となることが期待される上田桃子です。
その他、賞金ランキング上位の申ジエやテレサ・ルーといった外国勢を始め、「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」では、実に4度の優勝を誇る、ベテランの福嶋晃子やアマチュアの高校生プレイヤー、勝みなみも侮れません。
これらライバルを迎え撃つ、イ・ボミは、軽井沢でも安定したゴルフを展開し、独走する賞金女王争いをさらに優位に運ぶ事になるのか？
楽しみな一戦となります。
