16年もの長き間、レアルマドリードで愛されたGK、イケル・カシージャスが、ポルトガルのポルトに移籍したことによって、クラブは新しいシーズンのキャプテンに、セルヒオ・ラモスを指名したと言われています。
しかし、未だ契約延長交渉が難航を極め、去就が定まらないセルヒオ・ラモスは、クラブが求める「リーダーシップ」を、今後のプレシーズンマッチで示せるものでしょうか・・・。
カシージャス移籍の際にも取りざたされた、ペレス会長との関係が大きなネックにも思えるのですが、いかがなものでしょうか?
ラモスが移籍を希望してもペレス会長に放出の意思なし?
希望年俸に大きな開きがあるとして、クラブとの契約延長交渉が進行する気配が見えないセルヒオ・ラモスの去就。
仮にこのまま、新しいシーズンを迎えたとして、どのような思いでレアルマドリードの新キャプテンとしてモチベーションを高めていけるのか気になるところ。
マンチェスター・ユナイテッドが獲得を希望さると報道されるなか、クラブとしては、一貫して移籍交渉を否定してる状態となります。
そんな中、渦中のペレス会長が公式会見の席上で、気になる発言を行いました。
レアルマドリーとの契約がある選手たちがいる。契約のある選手が出て行くというのは、選手が移籍を希望する場合のみだ。その中には、契約を残しながらクラブを去る選手もいれば、我々が出て行くこと認めない選手もいる。
会見で名前こそ上げなかったものの、「我々が出て行く事を認めない選手もいる」という発言は、どう見ても、セルヒオ・ラモスの事を指しているとしか思えませんね。
現段階では、セルヒオ・ラモスの契約延長に関して、ベニデス新監督からのアクションはないようですが、ペレス会長とセルヒオ・ラモスの今後の話し合いの展開次第では、慰留に努めなければならないでしょう。
毎年のようにチームの主力選手を突然手放すことでも有名な?ペレス会長。
セルヒオ・ラモスとの契約がこじれたままプレシーズンマッチが進めば、それこそ取り返しのつかないことになることも危惧されます。
先日のカシージャスのポルト移籍決定の際のように、会長への批判が出てくる可能性もあるかもしれません。
カシージャスに続きラモスまでも放出となれば、さすがにマドリスタもペレス会長に黙っていられなくなるのではないでしょうか・・・。
早期の円満決着が期待されます。