プレミアリーグのリヴァプール所属のMF、ラヒーム・スターリングの来シーズンの去就がどうやら決定しそうな状況になったようです。
かねてから、リヴァプールとの契約延長の意思はなく、今夏の移籍を希望していたとされるスターリング。
度々ラブコールを送っていたのが、同リーグのマンチェスター・シティでした。
しかし、条件面でリヴァプールサイドが二の足を踏み、交渉は難航していました。
そんな状況に業を煮やしたのか?
スターリングは、この夏のプレシーズンマッチでのアジアツアーへの不参加をクラブ側に表明したともされ、イライラしている様子とともに、早く移籍交渉を決着してほしいという思いが、現地では報道されていました。
そんな中、諦めなかったマンチェスター・シティが、リヴァプールが希望していた移籍金(日本円で100億程度)に近い金額まで上乗せをしたようで、ようやく首を縦に振ったと、様々メディアが報道しています。
スターリングがリヴァプールを出たい理由は報酬ではなく監督?
かたくなまでに、リヴァプールとの契約延長を固辞し移籍を希望していたスターリング。
なぜそこまでチームを離れたいと思ったのか気になるとことですが、どうやら報酬の問題ではないようです。
実際、リヴァプールからは、週給で10万ポンド(日本円で約1900万程度)と言われています。
年俸に換算すれば、おそらく10億近いものになります。
ただ、先日発表された、コロンビア代表FWのファルカオのチェルシーへの期限付き移籍のケースでは、ファルカオの週給は、約2700万円程度と見られています。
それに比べると低い金額ですが、スターリングが昇給を望むのであれば、リヴァプールは柔軟に応じるつもりではいたようです。
しかし、スターリングにとっては、ことはお金の問題でなく、リヴァプールの監督を務める、ブレンダン・ロジャーズの元ではプレーしたくないということなのだそうです。
ロジャーズ監督自身も、スターリングの慰留に努めていたとされるだけに意外な話ですが、今のロジャース体制のチームでは、サッカーをやりたくないと口にしていたと現地では報道されています。
クラブ側は、ロジャーズ監督とスターリングの不仲のついては否定していますが、実際のところは、両者が何も公の場語っていないため不明な状況ですが、単にお金の問題であれば、解決してもおかしくないのも事実。
やはり人間関係が、スターリングの移籍希望の大きな理由である可能性は高そうですね。
最新の情報としては、近日中に、リヴァプールとマンチェスター・シティの契約交渉の詰めとスターリングのメディカルチェックが行われて正式発表なる見込みのようです。
スターリングが望む移籍が実現すれば、イングランド人選手としては、これまで移籍金最高額であった、アンディ・キャロル(ニューカッスル→リヴァプール)の約67億円を大きく上回る史上最高額の移籍金となる見込みです。