2015女子ワールドカップサッカーで、なでしこジャパンにリベンジを果たした、アメリカのキーマンは、やはり、カリル・ロイドでした。
大会MVPも獲得したカリル・ロイドは、決勝の舞台でもハットトリックを達成し、MVPなにふさわしい活躍をしました。
思えば、2012年のロンドンオリンピックでも、カリル・ロイドが日本戦で2ゴールを決める等、金メダル獲得に貢献しました。
今回、アメリカW杯優勝を祝してというつもりはありませんが、今後もなでしこジャパンの脅威となりうるカリル・ロイドについて取り上げてみたいと思います・・・。
カリル・ロイドもまたWikipediaなし?
アメリカのエース、カリル・ロイドですが、彼女もまた、今回のワールドカップに日本戦のオウンゴールで話題となった、ローラ・バセット同様、Wikipediaは存在していないようです。
今大会の活躍で、近い将来wiki掲載となるとは思いますが・・・。
ということで、分かる範囲内とはなりますが、カリル・ロイドについて御紹介させて頂きます。
カリル・ロイド(アメリカ)
1982年7月16日生まれの32歳
身長:173センチ
ポジション:FW 背番号10
年齢的には、今回のワールドカップ終了後には、33歳を迎えるベテランです。
アメリカのレジェンド、ワンバックと年齢も近いのですが、ロンドンオリンピックで頭角を表したと言って良いでしょう。
そして今回のワールドカップでは、アレックス・モーガンと2ーツップを組み、相手チームの脅威となっていました。
余談ですが、アレックス・モーガンはWikipedia情報ありです。
カリル・ロイドのプレースタイル
カリル・ロイドの素晴らしさは、まずそのポジショニングです。
相手ディフェンダーのマークを外すのが上手く、気がつけばゴール前で最適なポジションに入っています。
一瞬にして、相手は置いていかれるため、守る方にとっては本当に厄介なフォワードと言ってよいでしょう。
日本戦では、完全アウェーの中、試合開始直後の緊張も見える日本の選手を置き去りにする姿は印象的でした。
男子顔負けのパワーシュートも自慢ですが、何よりそのハングリーさというか、ゴールに対する執着心は、なでしこジャパンの選手には無いものとも言えます。
高さは勿論、スピードとパワーを兼ね備えた、まさにアメリカならではのストライカーと言えます。
さすがに日本では、こういったタイプのストライカーは登場しにくいことが、カリル・ロイドを決勝の舞台で自由にさせてしまった一因といっては言いすぎでしょうか・・・。
年齢的には、モーガン選手と長くコンビを組めるかどうか不透明でうすが、今暫くはカリル・ロイドの存在感は、アメリカ女子サッカー、そして世界的にみても、際立ったものであることは間違いないでしょう。