シーズン終盤から信憑性を増してきた、インテルの長友佑都移籍説。
今夏の移籍市場で、次々と新戦力を獲得するクラブの動きとマンチーニ監督の構想にも長友佑都入っていないと見られることもあって、放出は現実味を帯びてきました。
インテルは、名門復活のため、選手の入れ替えを積極的に行う方針のようで、すでに、DFでは、ジェイソン・ムリージョを獲得。
さらに、ACミランも獲得を狙っていた、アトレティコのミランダを買い取りオプション付のレンタル移籍でほぼ合意した模様です。
※追記です。(7月2日)
インテルがミランダとの契約を正式に発表しましたが、詳細は明かされていませんが、レンタルではなく移籍金約20億で完全移籍で、契約年数は推定3年と報道されています。
このようなチーム状況もあって、長友佑都と同じくDFの、ダヴィデ・サントンは、条件次第では移籍を受け入れる意思があるとされています。
果たして、長友佑都は4年半所属していたインテルに別れる告げることになるのでしょうか・・・。
インテルの長友佑都放出の条件
現時点で、インテルとの契約を1年残している長友佑都。
当然のことながら、次シーズンをこのままインテルで迎えれば、来季オフは移籍金なしでの移籍が可能となります。
しかし、クラブ側としては、今夏の移籍市場で、獲得を希望するクラブがあれば、移籍金次第では放出を決断すると見られます。
今のところ、欧州のビッククラブからのオファーは届いていないようですが、インテルが望む移籍金は、500万ユーロ(日本円で6億8千万強)程度と見られています。
特に、インテルの場合、2014-2015シーズンから正式に導入された、FFP(ファイナンシャル・フェアプレー)への違反の制裁として、罰金と来季の欧州リーグ登録選手数の削減が迫られており、長友佑都を移籍金が発生する今夏に放出したい思惑もあります。
<ファイナンシャル・フェアプレーとは?>
クラブの赤字経営を撲滅し、経営破綻などを避けるために、無理のない経営を推進するためのルールです。
例えば、クラブの収入を上回るような支出は厳禁です。
入場料収入・スポンサー収入・放映権料・グッズ販売・そして選手の移籍金といったもが収入の基準となります。
ちなみに、金満クラブのオーナーにありがちな、ポケットマネーでの移籍金支払いによる支出や赤字補填のための収入は、基本的にアウトとなります。
インテルのチーム事情と照らし合わせても、長友佑都の放出は必然と言わざる得ないでしょう。
残留してもベンチを温める可能性が高いため、移籍は避けられない状況になってきていますが、果たしてインテルの望む金銭的な条件を満たしてくれるクラブは現れるのでしょうか?
それ以上に、長友佑都はどこでプレーをすることになるのか?
その動向に注目です。
<関連記事>