今季は終盤での失速も響き、リーガもCL頂点に立てずにシーズンを終了したレアルマドリード。
続投を明言しておきながら、シーズン終了直後にアンチェロッティ監督を解任するなど、来シーズンは無冠に終わる訳にはいかないという銀河系軍団の焦りが見え隠れします。
今週中には、後任監督の発表を行うと明言していた、レアルのペレス会長でしたが、ここにきて監督ではなく選手の補強において、レアルにとって残念なニュースが飛び込んできています。
マンチェスターシティは金銭に関係なくアグエロ放出拒否の意向
スペイン国内のメディアが、レアルマドリードがマンチェスターシティのFWセルヒオ・アグエロの獲得に動くと報じています。
アグエロは、マドリードダービーのお相手、アトレティコマドリードから2011年にマンチェスターシティに移籍しいているFWです。
今シーズンは、チームの優勝こそ逃したものの、アグエロは得点王を獲得しています。
そのためレアルマドリードが移籍交渉に動くというのですが、マンチェスターシティとしては、正式にオファーが届いたとしても金銭の問題ではなく交渉を拒否する構えのようです。
それは例え、移籍金をいくらつまれようが受け入れるきはないというのです。
本来ならば、チームとしては、アグエロを手放すタイミングとしては悪くありません。
27歳という年齢的にも実績的にも最適とも言えます。
しかし、マンチェスターシティのチーム事情からいけば、お金についてはレアルマドリードに引けを取らないだけに、受け入れる必要が全くないようです。
ただでさえ、来シーズンは、プレミアリーグのチームに多額の放映権料が入ることも決まっているため、むしろ積極的にお金をはたいてでも有力な選手がほしいくらいなのでしょう・・・。
そのため、レアルマドリードがいくらほしがっても、アグエロを手に入れることは困難なようです。
アグエロ獲得したい理由はロナウドの移籍が現実味を帯びてきたから?
今回に限らず、毎年のように強豪クラブから力のあるスター選手を獲得していくのは、レアルマドリードでは当たり前のこと。
アグエロもその一貫と言えます。
しかし、今回については、単に新戦力の獲得というよりも、現在のチームのエース、クリスティアーノ・ロナウドの事があると見られます。
ロナウドは以前からチーム内での孤立を感じているとされ、しかも毎年のように、ロナウドにとって勝負に重要とされる選手が放出されることに対して、クラブ批判とも受け取れる発言を繰り返しています。
今シーズンの終盤には、ペレス会長と会談をもったとされるロナウドですが、もしかしたらすでにレアルマドリードを離れる決意を固めているのかもしれません。
ロナウド放出に関する記事はこちら
それでなくても、ロナウドと同じくFWのガレス・ベイルに放出の噂がシーズン中からあり、クラブとしては、前線の選手の補強は急務なのかもしれません。
仮にアグエロの獲得は困難だとしても、ロナウド退団の可能性がある以上、点取り屋の補強は是が非でも必要ということなのでしょう。
果たして来シーズンは、銀河系軍団の顔ぶれは一体どうなっているのでしょうか?
このオフのレアルとロナウドの動きから目が離せません。