リーガエスパニョラーもいよいよ後半戦に入ります。
リーガエスパニョーラ第20節のコルドバ対レアル・マドリードは、コルドバのホームスタジアムが開幕戦の同カード以来のほぼ満席となったようです。
ここのところ疲労もあってか調子を落としているレアル・マドリードとはいえ、開幕戦の時と同様、コルドバにとっては厳しい試合になると予想されるゲームです。
試合開始時点での、順位は、コルドバが3勝9敗7分けの14位
レアル・マドリードが、15勝3敗0分けの1位となります。
レアル・マドリードは、リーガではここまで引き分けは1つもありません。
※レアル・マドリードは、クラブW杯出場により、前半戦1試合未消化(セビージャ戦)となります。
フォーメーションは共に4-3-3。
レアル・マドリードは、この試合、イスコに代えてケディラ、ペペに代えてヴァランを先発で起用。
試合は、開始前からコルドバサポーターの歓声が響き渡る中ホイッスルが吹かれてから僅か開始1分、いきなり試合が動きます。
コルドバの初シュートが、セルヒオ・ラモスのハンドを取られいきなりPKを与えてしまいます。
このPKをコルドバのギラスが決めて、試合は前半わずか3分でホームのコルドバが先制するというまさかの幕開けとなります。
その後、レアルも反撃にでるも、ホームのコルドバは観客の大声援を受けて、一歩も引く事なくレアルゴールに迫ります。
その証拠に、前半20分をすぎても、エースクリスティアーノ・ロナウドは、ほとんどボールに触れません。
それでも、前半26分、コーナーキックからのベンゼマのゴールでレアルがついに同点に追いつきます。
その後も一進一退の展開となりますが、両チームとも追加点は生まれず、前半は1対1のまま終了。
後半のコルドバも攻撃的な姿勢で試合に入り、レアルゴールに迫ります。
流れを変えたいアンチェロッティが先に動きます。
後半18分にケディラに代えてイジャラメンディを投入。
その後もホームのコルドバが押し気味に試合を進める中、レアル・マドリードがさらに動きます。
26分にマルセロに代えてコエントランを投入します。
後半も30分を過ぎ、少しずつレアル・マドリードが押し返し始めたところで、さらにアンチェロッティがカードを切ります。
34分には、ハメス・ロドリゲスに代えてヘセを投入し、これで交代枠をすべて使いました。
しかし、その直後、クリスティアーノ・ロナウドが相手ゴール前で悪質なファールで、レッドカードを提示され一発退場となります。
ロナウドは、ここまでほとんど見せ場が作れないイライラからか、相手をボールの無いところで蹴り飛ばしてしまいました。
それでも、レアルは相手ゴール前でフリーキックを獲得すると、ベイルのシュートをフェデ・カルタビアがハンドしてしまいPKを与えてしまいます。
フェデ・カルタビアは、2枚目のイエローカードとなり退場。
このPKをベイルがきっちり決めて43分、ついに逆転。
コルドバは、ここまで踏ん張りながら痛い失点となります。
アディショナルタイムは3分ありましたが、人数のアドバンテージもなくしたコルドバは得点できず、試合はこのまま終了。
レアル・マドリードが苦しみながらもアウエーで勝ち点3を手に入れました。
コルドバにとっては、勝ち点を逃す悔いの残る試合となってしまいました。