日本語身につけ国内無敵のイ・ボミ、英語はまだ苦手で全米への影響は?

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リオ五輪代表入りを目指す韓国人女子プロゴルファーのイ・ボミ

日本ツアーでは今年も圧倒的な強さをみせ、昨年に続く賞金女王も着実に視野に入る中、今月開幕する「全米女子オープンゴルフ」に出場を予定しています。

今回の全米女子ツアーは、イ・ボミが目標としているリオ五輪の韓国代表入りがかかった重要な大会となります。

一世紀以上の時を経て五輪復活となったゴルフですが、その出場権は、世界ランク上位の選手から国ごとに振り分けられることになっています。

イ・ボミは、現在世界ランク14位ながら、アメリカを主戦場とする韓国勢が複数名おり、それらの選手が上位に名を連ねているため、イ・ボミは韓国人としては7番目に位置しています。

リオ五輪への出場権獲得には、韓国勢の中で4位以内に入る必要があります。

しかし、現実問題として、今から巻き返すのはかなり困難とされています。

それでも、世界ランク3位につける、朴仁妃が怪我の影響でリオ五輪出場を見送る可能性があるとの報道もあり、全米女子オープンの結果次第では、僅かに五輪代表の目が残されています。

苦い思いでしかない全米でイ・ボミの課題は英語力?

かなり厳しい状況にあるイ・ボミのリオへの道ですが、それを裏付けるように、イ・ボミの過去の全米女子オープンでの結果は散々足るものでした。

初挑戦の2010年には予選落ち。

翌年、リベンジをかけて挑むも、58位に終わっています。

日本では女王として君臨するイ・ボミも、全米では思うようなゴルフができていない実情があります。

今回3度目となる全米女子オープンで、明るい話題があるとするならば、キャディの存在かもしれません。

イ・ボミの専属キャディを努める清水重憲氏が、今回の全米挑戦には帯同する事が決定しています。

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(出典:http://news.golfdigest.co.jp/)

イ・ボミが絶大な信頼をおき、日本での活躍を支えてくれる清水重憲キャディの存在は、かなり大きなものとなります。

しかし、それが実は不安要素に繋がるということが心配されています。

短期間で流暢な日本語を話すようになったイ・ボミですが、そのことが日本での躍進とは無関係ではないはず。

そして今回の全米女子オープンで不安視されているのが、イ・ボミは英語が苦手ということです。

意外な気もしますが、日本で結果を出す事に力を入れすぎたためなのか?

まだまだ英語をマスターとはいかないようです。

加えて、絶大な信頼を寄せる清水重憲キャディが、コテコテの関西人のため、英語とは全く無縁の存在であること・・・。

実は、この言葉の壁が最も大きな問題なのかもしれません。

スポーツに限らず、その国で結果を出す為に乗り越えないといけないのが言葉の壁であることは、もはや言うまでもありません。

日本人記者向けの会見などの場では英語を話さない選手でも、普段は英語で話すことは珍しくありません。

集中力を要するゴルフでは、周りに自分の意思を伝えることは欠かせないため、一定の英語力が求められます。

基本的に通訳が帯同するため、そこまで大きな不安要素ではないと見る向きもありますが、言葉でのコミュニケーションをスムーズに行なえなければ、試合への集中力にも少なからず影響を及ぼしかねないだけに、イ・ボミにとっては英語という言葉の壁の攻略がカギとなるでしょう。

それでなくてもかなり厳しい道となるリオ五輪代表権獲得のための全米女子オープン。

せめて、清水重憲キャディがコテコテの関西弁でイ・ボミをリラックスさせて、変に力が入らないようにサポートしてくれると良いのかもしれません・・・。

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