全国高校サッカー選手権、都道府県による道の険しさの違いを改めて考えてみる

 koukousoccer
 
 
年末年始の風物詩の一つに「全国高校サッカー選手権」がありますが、2015年末から2016年1月にかけて行われる大会は、94回目となる歴史あるものです。
 
 
今大会もドラマチックな試合が早くも生まれています。
 
 
3回戦で、青森山田が桐光学園相手に2点のビハインドを後半のアディショナルタイムに追いつき、PK戦に持ち込み逆転勝利という衝撃がありました。
 
 
青森山田にとっては奇跡的な逆転勝利に気分も最高潮というったところですが、相手の桐光学園にとっては、悪夢以外のなにものでもないでしょう。
 
 
特に、エースの小川君。
 
 
この試合で2得点を上げながら、さらに追加点のチャンスとなったPKを外し、同点に追いつかれて行われた、延長のPK戦では、ゴールを外すという、2得点を挙げた段階では想像もできなかったストーリー。
 
 
まさに「天国と地獄」とはこのことでしょう。
 
 
暫くは、気持ちの整理がつかないくらいのショックだと察します・・・。
 
 
 
 
歓喜と涙が交錯する、全国高校サッカー選手権。
 
 
これから決勝戦までにどらだけの熱いドラマが生まれるのか、注目したいところですが、毎年見ていてふと思う事を、今回は取り上げてみたいと思います。
 
 
 

都道府県による不公平さの解消は困難なのか?

 
 
これは、高校サッカーに限ったことではありませんが、全国と名がつく以上、本大会に出場するのは、各都道府県の代表校です。(当たり前ですが)
 
 
 
ただ、多くの大会で、早々に大会から去って行く代表校があるのも事実。
 
 
今回、あえて一例として都道府県名を挙げると、山陰の鳥取県と島根県。
 
 
どちらの代表高も、大会を早々に去る事が多い県と言って差し支えないと思います。(申し訳ないです)
 
 
 
今大会でも、冒頭で御紹介した、青森山田相手に、逆転負けを喫したのは、島根県の大社でした。
 
こちらも2点リードながら、逆転負けを喫しています。
 
 
そして、鳥取県の代表、米子北。
 
 
こちらは、優勝候補の一つ、市立船橋に3対0と完敗しています。
 
 
 
米子北と言えば、インター杯などの躍進もあって、近年はそれなりに力がある高校と言っても過言ではありませんが、それでも、選手権では中々思うような結果が出ない事が多いのは確かです。
 
 
しかし、鳥取県内では、ほぼ無敵状態といってもよく、選手権へも6年連続で鳥取県代表として出場しています。
 
 
島根県では、今年は大社が出場しましたが、常連と言えば、立正大湘南がいます。
 
 
いずれにしても、本大会では厳しい状況にあると言えます。
 
 
 
そこで思ってしまうのは、「鳥取県と島根県を一つにして山陰代表にしては?」という事です・・・汗
 
 
 
 
それぞれの県民の方や高校生にとっては、「おいおい!勘弁してくれよ!」ってお話だと思いますが、高校野球についても、同様な思いがあったりします。
 
 
このあたりは、他の都道府県にも同様の事を考えた人は少なからずいるような気がします(苦笑)
 
 
ちなみに、高校サッカーの都道府県予選において、出場校が多いのは・・・・・
 
 
 
東京が300校近く、大阪も200校を超えています。
 
 
神奈川や北海道も200校近く参加しているはず。
 
 
関東やサッカーの盛んなところでは、100から150校くらいは参加しているはず。
 
 
方や、島根県は、30数校、鳥取県は20数校です・・・。
 
 
 
 
東京は、2校出場出来るとは言え、ほぼ150分の1の確率です。
 
 
大阪では、200を超える参加校の中から1校しかその栄誉は手に出来ません。
 
 
 
あまりにも険しい道のりと、なだらかな道のりと言わざる得ない鳥取と島根。
 
 
山陰代表にして、大阪や神奈川、あるいは北海道に枠を一つ差し上げてもいいような気持ちになってしまいます・・・。
 
 
 
 
もしくは、大阪や神奈川の準優勝校と鳥取と島根の優勝校でのプレーオフなど。
 
 
それくらいしてあげてもバチは当たらないというかなんというか・・・汗
 
 
 
大会真っ盛りのなか、今年もふとそんな事を考えてしまいました(苦笑)
 
 
まあ、実現することはないのでしょうけど、参加校の多い都道府県への配慮は、大会日程の調整が可能になれば、将来的にあるかもしれませんね。
 
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