テニスの４大大会の最後を飾る「全米オープン2015」
ニューヨークで開幕を迎えました。
昨年は準優勝を飾っている大会で、日本人初の４大大会制覇を狙う、錦織圭でしたが、あまりにもショッキングな展開が初戦で待ち受けていました。
男子シングルスの1回戦で、世界ランク41位のフランス、ブノワ・ペアに、フルセットまでもつれた末に、敗れてしまい、まさかの初戦敗退で、今シーズン最後の４大大会は、あっけなく幕を閉じてしまいました。
＜全米オープン 男子シングルス 一回戦＞
錦織圭（日本）対ブノワ・ペア（フランス）
第1セット 4対6 ブノワ・ペア
第2セット 6対3 錦織圭
第3セット 6対4 錦織圭
第4セット 6対７ ブノワ・ペア
第5セット ４対6 ブノワ・ペア
第4セットでの、タイブレークでマッチポイントを握りながら、このセットを落としたがあまりにも痛すぎました。
これで勢いに乗ったブノワ・ペアを振り切ることが出来ず、昨年準優勝の全米で、錦織圭は早くも姿を消す事になりました。
3時間を超える激闘でしたが、得意とする長期戦をものにすることは出来ませんでした・・・。
WOWOW中継で解説の松岡修造も本音を露呈「日本に帰りたい」
テニスの４大大会と言えば、WOWOWが生中継を行いますが、ここに必ず登場するのが、錦織圭と縁の深い、熱血男の松岡修造氏。
昨年からの錦織圭大フィーバーのおかげで、多忙を極める松岡修造氏ですが、錦織圭の試合ということで、当然の如くWOWOWの解説席に座りました。
大会に先立ち、自身のブログで「圭のおかげでWOWOWの解説者としてニューヨークを訪れることが出来た」と語った松岡修造氏。
※ブログ「修造コラム」より引用
夏休みを兼ねて1週間前からニューヨークに入るなど、テンションは早くも高めだったようですが、1回戦でのまさかの大苦戦に、解説というよりも、錦織圭のコーチ状態を思わせるくらい、中継を通して鼓舞し続けた松岡修造氏。
しかし、その願いも届かず、フルセットの末に、ブノワ・ペアに錦織圭が敗れると・・・・・
あろうことか、解説者の松岡修造氏は、「日本に帰りたい」と、言ってはいけない事と前置きをしながら露呈しました。
今年最後の４大大会である全米オープンで、有終の美を飾って欲しかった思いが打ち砕かれたことで、WOWOWの生中継で思わず本音を口にしてしまった松岡修造氏・・・。
熱すぎる男が、一気にクールダウンしてしまった瞬間でした。
錦織圭の全米OP初戦敗退に松岡修造よりショックなのはWOWOW？
テニスの４大大会と言えば、WOWOWというくらい、がっつり力を入れて中継を行っています。
「テニス見るならWOWOWへ」とグランドスラムの生中継は任せると言わんばかりですが、今回の錦織圭のまさかの初戦敗退で、松岡修造氏以上にショックを受けているのは、間違いなくWOWOWでしょう（汗）
昨年、錦織圭が全米オープンで決勝まで進むという展開に、この大会を独占生中継していたWOWOWでは、地上波放送がなかったこともあり、錦織圭見たさに、加入者が急増しました。
全米オープンを中継した9月の加入者は、WOWOW開局以来、最高となる、276万件超えとなり、連結業績予想を上方修正したくらいです。
開局以来、テニスの中継に年々力を入れていたWOWOW。
そもそも、テニス自体が、テレビ的にあまり有力なコンテンツではない時代が長く続いた中で、早くから力を入れてきたおかげで、テニス中継イコールWOWOWというイメージが強くなりました。
そこにきての、日本人の錦織圭が、世界のトップと勝負できるようになったことが重なって、WOWOWにとっては、テニスは最高のコンテンツと言ってもよいでしょう。
今回、全米オープンの初日は、「無料放送」にする力の入れようでしたが、その初日にまさかの錦織圭敗退・・・。
松岡修造氏の「日本に帰りたい」どころのショックではないように思います。
昨年のような大フィーバーで加入者増はないにしても、少なからず今年も加入者アップに貢献が期待された錦織圭の存在でしたが、思わぬ展開になったと、憔悴しているのは、WOWOWなのではないでしょうか・・・。
錦織圭の初戦敗退は残念ですが、個人的には、まだ女子シングルスのユージェニー・ブシャールがいるので、WOWOWからは目が離せません。
