北海道札幌で開催中の女子プロゴルフLPGAツアー「meijiカップ」の2日目で、地元出身の藤田光里がスコアを+9と大きく落とし、89位タイでまさかの予選落ちとなりました。
札幌凱旋優勝を目指していた藤田光里でしたが、先週の「大東建託 いい部屋ネットレディス」に続き予選落ちとなってしまいました。
地元ということもあり、多くのギャラリーを引き連れた藤田光里でしたが、その声援に応える結果は出せませんでした。
残念ながら予選落ちとなった2日目について、藤田光里は、ショットが悪く、スコアをまとめられなかったと話ましたが、上がり3ホールで原因を掴めたも口にし、収穫はあったというのが精一杯だったようです。
藤田光里にとっては、キャディのトラブルや、それに伴う自身の発言で協会から厳重注意を受けるなど、トラブルの話題が先行してしまったシーズンですが、地元開催のmeijiカップで自宅から通えるという落ち着ける環境はあったものの、その反面プレッシャーも大きかったということなのでしょう・・・。
フジサンケイレディス以来の今季2度目の優勝が期待された、meijiカップでしたが、課題克服の手応えを掴んだとのことで、今後に期待したいと思います。
前日首位の堀琴音もあわや予選落ちの大波乱
meijiカップ初日に首位に立った2年目の掘琴音でしたが、2日目のこの日は、スコアを落としてしまい、42位タイでギリギリ予選落ちは免れました。
２戦連続優勝を目指していた原江里菜も、初日に続きスコアが伸びず、堀琴音同様42位タイでからくも予選通過となりました。
注目の2人に、最終日での巻き返しを期待したいところです。
meijiカップ2日目のこの日は風が強く、多くの選手が苦しむ中、スコアを伸ばして首位に立ったのは、中国のフォン・シャンシャンと西山ゆかりでした。
フォン・シャンシャンは、meijiカップでは、2012年に優勝し、翌2013年も3位入賞（昨年は不参加）するなど相性が良く、最終日も好調を維持し逃げ切れるでしょうか・・・。
そこにくらいついているのが、33歳のベテラン、西山ゆかりです。
今シーズンは、ここまで6度の予選落ち（昨年は11度の予選落ち）と、結果が中々ついてこないベテランが、今大会でダークホースとなりえるか期待されます。
もっか賞金女王ランキングで首位を独走中の韓国、イ・ボミは、安定のゴルフで3位タイで2日目を終え、優勝を射程距離にしっかり捉えています。
西山ゆかり、師匠とのコンビで今シーズン初優勝なるか
meijiカップで、師匠である芹澤信雄氏とコンビを組む西山ゆかり。
師匠の一言一言が励みとなり、ゴルフを楽しむことができ、好結果に繋がっているようです。
芹澤信雄氏と言えば、兄に俳優の芹澤名人を持ち、1982年にプロデビュー。
2009年からはシニアデビューとなりました。
若手の育成にも積極的で、ジュニアレッスン会などのイベントも開催しています。
西山ゆかりにとって恩師とも呼べる存在の芹澤信雄氏がそばにいることで、集中力も高く、師匠も暗視しして見ていられる2日目のゴルフだったようです。
笑顔で最終日を回らせたいと口にした芹澤信雄氏。
最終日の最後を2人が満面の笑みで迎えられるか注目してみたいと思います。
西山ゆかりの実家は寿司屋？いっぱち竹寿司とは？
meijiカップで優勝争いに食い込んできた西山ゆかり。
実は、寿司屋の看板娘だそうです。
神奈川県藤沢市出身の西山ゆかりの実家が営むのは、湘南台にある「いっぱち竹寿司」です。
地元では有名なお寿司屋さんのようで、人気のお店です。
西山ゆかりは、職人である父の勧めでゴルフを始めています。
娘へプロゴルファーの夢を抱く父と、それに反発する娘という図式が学生時代はあったそうで、中学高校と陸上やハンドボールを行っていた西山ゆかり。
しかし、高校卒業をも近づき、進路を決める際に父の希望に応える形でゴルフを始めたという、かなり遅いゴルフデビューの選手です。
そのため、プロテスに合格したのも26歳と遅く、32歳で初シード入りと、決して順調とは呼べないプロ人生です。
そんな中、師匠とのコンビで遅咲きの寿司屋の看板娘がツアー初優勝を手に入れられるか？
meijiカップ最終日ではどのようなゴルフをみせてくれるか期待したいところです。
